皆さん今日は!! 志賀(父)です。 今日は「至知」から田中 真澄先生のお話をご紹介しましょう。 日本には百年以上続く老舗が約一万五千二百社有ります。 老舗の研究で経営者の参考になるだけでなく私たちが生きる上で大切な心得を学ぶことができると言っています。 始めに「越中富山の薬売り」の伝統を紹介します。 彼らは故郷を離れて地方に営業に出向きます。見知らぬ土地で顧客を増やすには、厳しい環境に耐え自己を抑制し、顧客にどこまでも尽くさなければいけません。 徹底した利他の精神と自己犠牲の道を歩いた見返りとして、顧客が一人、二人と味方に付くようになり、次第に地域に根付いていきました。 論語に 「徳は弧ならず、必ず隣有り」 徳のある行為を続けていたら、それは必ず人を引き付け、応援してくれる人が現れてきます。 サラリーマン時代に商売を知らなかったとき、商売のコツを教わったこと 「商売と言うのは簡単だよ。太陽のように生きればいいんだ。太陽は二つの物を人に与えてくれる。一つは熱。熱意をもって人に接すればその熱は自然と相手に伝わる。もう一つは光。光を与えて相手を照らし、関心を持ってその人の存在を認めてあげる事」 「熱と光を相手に与えよ」 熊本市にある「花の木」 創業36年と老舗と呼ぶには歴史は浅いが 広告もしないのにファンが全国から駆けつけ客足が絶えない。提供する料理はカレーライス、ハンバーグ、それにコーヒーぐらいですが味は格別です。それにも増して経営する夫婦の人柄と笑顔が素晴らしい 「どこまでもお客様に喜んで頂くことに専念していたら、結果的にお客様が増え始めた」とのこと その陰には人知れず大変な努力があることも忘れてはならない。 朝早く起きて仕込み午後十時の閉店後は片付け、それを365日繰り返すわけですから趣味や娯楽に興じる余裕など全くなかったはずです。開業前は某老舗料理店に勤めていたご主人は老舗で学んだ経営の仕方や職人の心構えがいま生かされているそうです・ 世界の老舗情報 韓国銀行が2008年にまとめた報告書では 200年以上の老舗企業は世界41か国で5816社、うち日本は3146社、全体の56%が日本です。ちなみに第2位はドイツ(830社)第3位はオランダ(222社)フランス、アメリカと続きます。中国は9社 韓国は0です。 日本人の勤勉性、誠心誠意尽くすと言う顧客第一主義、徹底して社員の面倒を見て教育し暖簾分けをすると言う、人材の育成・・・老舗が多い理由 最後に江戸初期から三百年以上存在する三井家の家憲を紹介します。 ○ 単木は折れやすく材木は折れがた難し。 皆ともに睦ましく力を合わせて家 運の強固をはかれ。 ○ 同族は決して相争うことをしてはならぬ。 ○ 固く奢侈を禁じ、厳しく節倹を行うこと。 奢侈(じゃし)よこしまで贅沢をすること ○ 名将の下に弱卒なし。 弱卒(じゃくそつ)弱い兵 賢者能者を登用することに最も意を用いよ。 ○ 主人はすべて一家のこと、 上下大小の区別なく、 これに通暁することに心がける事。 通暁(夜をとして、徹夜など) 長い文章になりました。 志賀(父)でした。 ポチっとお願いします ↓↓↓↓↓↓ 建設・不動産業 ブログランキングへ
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